取引適正化・料金透明化への取り組み
LPガス料金を正しくご理解いただくために。
取引の適正化・料金の透明化が求められる背景
LPガスを巡る状況
出所:平成29年2月 資源エネルギー庁石油流通課 改正液石法省令等・取引適正化ガイドライン説明会資料
『LPガスが消費者から選択されるエネルギーとなるために』より抜粋
- LPガスは、全国総世帯の約4割(約2,400万世帯)の家庭用燃料として利用されるなど、国民生活を支える重要なエネルギーであり、また、災害時には被災地を支える「最後の砦」となる重要な役割を担っている。
- LPガスの輸入価格や国内卸売価格が下落する中、小売価格も下落傾向にあるが、その下落幅は輸入価格や卸売価格と比べて小さく、消費者からはLPガス料金は高止まっているとの指摘。
- 電力の小売事業が平成28年4月から自由化され、都市ガスの小売事業も平成29年4月から自由化される予定。今後、消費者は自らが使用するエネルギーの供給事業者を、価格やサービス内容等を比較して自由に選択することになり、家庭用エネルギーは垣根を越えた競争が激化する見込み。
- こうした中、消費者から様々な場において、LPガス料金の不透明性や取引方法に対する問題点が指摘されている。
1.液⽯法省令(液化⽯油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施⾏規則)の⼀部改正
2.運⽤・解釈通達(液⽯法省令の運⽤及び解釈の基準について)の⼀部改正
3.取引適正化ガイドライン(液化⽯油ガスの⼩売営業における取引適正化指針)の制定
サーンガス共和の取り組み
お客様にガス料金を正しくご理解いただけるよう取り組んでおります。
LPガス販売契約時に交付する14条書面(※)を関係法省令改正に伴い、改訂いたしました。
LPガス販売契約時には14条書面の交付に加え、ガス料金に関するLPガスの価格の算定方法や、算定の基礎となる項目、ご利用設備の所有関係、設備のご利用料等を「ガス料金に関する重要事項」として定め、お客様に説明を行っております。 併せて、使用量に応じたガス料金を確認できる料金表を手交しております。
1か月当たりの標準的なガス料金として、一般(戸建等)・集合住宅に区分し、公開しております。
詳しくはこちら → ガス料金ページへ
プロパン・ブタンニュース掲載記事
お客様からの料金に関するお問い合わせや苦情の発生状況
一般消費者様等から寄せられるLPガスの取引に係る苦情等に適切に対応する必要があることから、平成29年2月22日に「液化石油ガスの小売営業における取引適正化指針」が制定されました。当該指針における「苦情及び問合せへの適切かつ迅速な処理」の主な内容は、次のとおりです。
寄せられたお問い合わせ例
これまでの取り組みを通じ、弊社への年度別の
お問い合わせ状況は、次のとおりです。
※各実績の算出方法は、年間お問い合わせ累計件数÷年度末顧客数×100(%)。
※目安として、1万件のうち1件の場合0.01%、10件の場合0.1%となります。
誠実に取り組んでまいります。
弊社LPガスをご利用のお客様へ
訪問販売やインターネットのサイト等で極端に安価な料金を提案され、契約後にしばらくして一方的に値上げがあった例や、不十分・不適切な説明等により後日トラブルに発展する事例が生じています。